飛ぶ鳥

飛ぶ鳥がいろんな感想書きます

2022個人的ベストソング

今年で3年目となりました。果たして何年継続できるのでしょうか。

今年は比較的早めに着手し始めておりますが書き終わるのはいったいいつになるのやら(2022/12/12)といった感じで始めています。

今年はSpotify,YpuTubeでの視聴がメインとなった。ざっくり、spotifyで12000分,YouTubeで14000分くらいになった。

書き始める前の印象としては今年発売の曲はあんまり聞いた記憶がない。去年も聞いた曲をリピートとしている感が強い。

2022

友人A -CreepuNuts

今年おそらく最も聞いた曲。この曲は共感性から聞いている。

テーマを端的に言うなら「高校のときに自分とは真逆だったあの子は今...」という感じである。高校では同じクラスなのに喋ったこともなく、真反対のギャルだったあの子とコンビニでバイト中に不意に再会するというストーリーである。たった数分間の出来事の中で高校の数年間を思い出す。

こちらは存在に気づいているがあちらは気づいていない。記憶にも色濃く残ってる存在とそもそも記憶にすら残っていない存在。

自分自身を「透明人間」や「友人A」と表現している。この切なさがめちゃくちゃ刺さった。

特に、噂ではカス人間だと思っていた彼氏と対峙してみたら、実は多く渡したお釣りも返しにくるし、店員に対しても丁寧な対応をするいいやつっていうのが好き。

サビにはA~Zのアルファベットをかけた言葉が組み込めれている。それでいてストーリーもしっかり繋がってくる。テーマ、内容、バース全てが好きな曲。

パッと咲いて散って灰に -CreepyNuts

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今年のCNのアルバム「アンサンブル・プレイ」に収録されている春のセンバツ高校野球のテーマソングにも使用された楽曲。

今作のアルバムについて触れると、自分ではない誰かが主軸になっている。前作の「Case」ではCN自身についてを描いた楽曲が主軸となっていた。

例えば、一つ前の「友人A」では冴えない男が主人公だった。「フロント9番」では都合の良い女が主人公だった。

この作品ではタイアップ通り、高校球児、戦いに臨む人をテーマにしている。優劣がつく勝負事の瞬間性を描いかれている。

春の風吹き荒れる土壇場で

雑音なんて消え去って

静かに笑っている

このバースの後に静寂を訪れる構成がとても良い。

個人的には2022春インカレの時期にちょうどこの楽曲が公開されて、試合の前にこの曲を聞いていたので印象に残っている曲になっている。聴くたびに春の寒さと暖かさが混ざった感覚と一週間の試合の日々が思い出される。

自分にとって今年を象徴する曲として選んだ。

STRANGER -Mondo Grosso,齋藤飛鳥

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齋藤飛鳥Mondo Grossoの2回目のコラボ曲。齋藤飛鳥という人にハマり始めてすぐに、惑星タントラを聞いていたため再びのコラボは非常に嬉しかった。このコラボでは齋藤飛鳥の薄暗いけれども透明な美しさが際立つ。普段のアイドルとはまた一面とは違っているからこそ楽しめる作品となっている。

前作よりも不思議な感じが増している。数年の時を経て表現という意味で深みが増しているようにも感じられる。曲も心地良さと心地悪さが両立したかのような感じになっている。この作品を言語化できるような人になりたいがそんな人間はそもそもいるのか?

雨燦々 -KingGnu


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濁りのない爽やかな楽曲である。KingGnuの特徴として、無駄のない情景描写と心理描写があると考えているが、それが特に洗練されてる曲だと思っている。

雨というものが描かれる時は基本ネガティブなことが多い。例えば、同じくKingGnuの「傘」もその一つである。しかしこの曲では悲しみや過去を洗い流してくれるものとして描かれている。

過去を謳う悲しみ達が

雲となり雨を打ちつける

となっていることから、雨が「悲しみの象徴」というより、「悲しみそのもの」でそれが降って晴れていくことで、悪い感情が消されていくイメージがした。

この曲はTBS日曜ドラマ「オールドルーキー」の主題歌となっていたが、このドラマも引退サッカー選手のセカンドキャリアを描いた作品であった。楽曲にもそれが反映されており、今いる「青い春」の中から抜けてしまっても、いつからでも何度でもやりたいことはできるはずだろというのが感じられて好きな作品である。

Yanpi (Remix) -テークエム,SOCKS,SHINGO★西成

この楽曲は昨年出されたテークエムの「Yanpi」を客演を迎えて、Remixした作品。

「やんぴ」というのが大阪での「やめた」というのを崩した方言になっている。

そのタイトル通り、自己や社会がやめたくてもやめられないことを「Yanpi」という言葉を用いて表現している。Twitter上での「4℃」での炎上や、ネットにおけるエゴサーチの不健康性を描いている。

中でもやはり2022を感じたのは、SHINGO★西成の

人生は吊り橋や

下を見るな、前を見ろ!

命がけで戦車止める

ウクライナの姿見ろ!

プッチンP喰うオレら

のバースがやはり印象的に思った。下の存在を見るなというので吊り橋を使って、不安定だからこそ前見ろっていうのと、目の前で起きている世界の状態をちゃんとみろというが表現されていると感じた。

最後の一本 -ジャパニーズ マゲニーズ,J-Rexxx


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ラッパーらしい形での平和を願う曲である。ライブを終えて仲間たちと一本吸っている光景を描いた作品。ライブ会場での出会いを名残惜しく思う気持ちが良く伝わる。本当に出会った人たちが好きなんだろうなと節々で感じる。

ルール破ってモラル守って

煙吹かして歌を歌って

お前にもらったあの一本

忘れへんよあの町のあの一本

ピンからキリある品種のMarijuana

ALI G配るウクライナ ロシア

爆弾よりも爆音のHIP HOP

最後と言わずにもう一本

らしさが溢れたこのバースがとても良い。一般から見ればアウトローそうなイメージがあるかもしれないが、こういうバースを見ると、印象が変わってくる。

去年までの曲

愛のままに -BASI,唾奇


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日常でふと誰かのことを考える瞬間が描かれている。あらゆる形での日常に潜む「愛」というものが描かれた作品。BASIの言葉遣いがとても好きということに気付かされた作品である。恋愛映画をギュッと濃縮したのかのような作品。

人生は山あり谷あり 痛みなしで得る幸せはそうないと思う

太陽のような暖かさ 

対等に分け合うsummer

飾らない anytime

君の虜みたい 類を見ない幸せの天才

幸せを与えてくれる彼女の存在を「幸せの天才」と表現するのめっちゃ好き。

あとバースの中に「冬」「春」「summer」が明示されているが、「秋」だけは直接はなくて、

夜が長ければ長い方がいい

っていうのでおそらく表現していてとても良い。BASIはこれ以外にも表現がオシャレなのでとても好き。

WHO ARE U? -TOKONA-X


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この曲は初めはRemixで聞いた。feat. ANARCHY,般若,紅桜,T-PABLOW verがYouTubeにあるがこれから入った。TOKONA-Xはもちろんとして、4人それぞれのバースでそれぞれっぽさが感じられてとても好き。

T-PABLOWの若いながらも存在感のあるバースがとても良い。

TOKONA-Xはもう何年も前に亡くなっているのに今でも影響を与えて、Remixが作成されていて、本当に存命ならもっと名曲を生み出していたのだろうと思え、悔やまれる。

最新ではfeat. ¥ellow Bucks verも出ているので是非聞いてほしい曲。

最後に

ここにはないもの -乃木坂46


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ついにきてしまった齋藤飛鳥の卒業シングルである。ここまで、卒業ソングを見てきたがもうすでに泣きそうなのに推しメンの卒業がこんなにも唐突にやってくるとは思っていなかった。いまだにあんま実感が湧いていない。たぶん数時間後のCDTVみていないのを実感するだろう。

この曲の根幹にあるのは「変化」だろう。齋藤飛鳥は常に変わり続ける人だったと思っている。中学1年生から乃木坂46だったわけで、普通の人が経験する青春時代ではなかった。自分を受け入れてもらうために変化することで多くのファンを獲得して乃木坂のエースと呼ばれるまでになったことを考えるとこのテーマは自然である。そして乃木坂から卒後するという最後の変化を乃木坂には「ここにはないもの」と表現している。

好きな歌詞はそこらじゅうにあるが、

誰かを盾にして生きていれば 自分は安全で傷つかないと思っているけど

この手にズシリと重い汗や結果を味わうことはないだろう

だからのその道が荊だと知りつつも裸足で歩いて

自由を見つけてみたくなった

裸足でSummerを想起させるような歌詞が入っており、かつテーマの変化が存分に感じられる。今年の紅白は裸足でSummerで自分自身が始めて齋藤飛鳥という存在を認識した曲である。非常に思い出深い作品である。2017年からの5年間乃木坂46としての齋藤飛鳥を存分に楽しませてもらった。

夢とか未来を僕にくれないか?

とてもいいフレーズである。

これから -乃木坂46齋藤飛鳥

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この曲も外せない。最後の齋藤飛鳥ソロ曲。タイトル通り、「これから」を歌った曲。

楽曲も素晴らしいが、MVも非常に素晴らしい。齋藤飛鳥の座り姿が非常に光の加減も相まって美しい。車の後部座席から眺める景色に「扇風機」の時に自分の姿が映し出されている。

齋藤飛鳥の初センターといえば、「裸足でSummer」であるが、カップリング単位で見ると、6thシングルの「扇風機」になる。この作品ははださまとはまた違った夏を感じさせてくれる曲で良い。雨の住宅街を駆け抜けていく姿がとても印象的な作品だがそれがここでも用いられている。これからを考えるなかで過去に触れる描写が出てくるが、乃木坂での思い出もしっかり触れてくれていてとてもいい。扇風機の様子にはださまの衣装も登場し、「Sing Out!」を想起させるようなソロダンスもあり、バックには思い出の映像が流れ、乃木坂46齋藤飛鳥が存分に感じられる。

歴代の卒業ソロソングを踏襲した曲間での遊園地などでの映像が用いられている。この表情ひとつひとつがとても素敵である。

最後の海辺で車を背にしている映像もとてもいい。タイトルと共に去っていく。これをみてお別れを痛感した。

総評

今年は昨年に引き続きCreeoyNuts,乃木坂46,King Gnuが多かった。それ以外だと、単発で聞いた曲が多かった。YouTubeでは一昔前の曲が多かった。深夜に懐かしい曲を聴くというのが多い。

Spotifyのリンクでおすすめの曲をまとめた。11曲目以降はここでは書けなかったが進めたい曲をまとめた。